狐狸の類と共に昔から怪しい獣のひとつとされていた。美女や子供、大入道に化けて人をおどかしたり時に食い殺したりもする。また川獺が化けた場合、「誰だ?」と声をかけると「オラヤ」と言えずに「アラヤ」と答え、「どこの者だ?」と尋ねると「カワイ」などと意味不明なことを答えるという。
基本的に悪戯好きな気の良い性格のようで、中には大雨の帰路で困っているものに馬の骨を変化させた傘と下駄を貸した、というような民話も残っている。