【ちんちん小袴】

爪楊枝の付喪神。小泉八雲の著書に「ちんちん小袴」という民話が残っている。 昔は使った爪楊枝は二つに折ってキチンと始末してやるのが作法だったが、とある無精者の嫁さんがこれを怠って使った爪楊枝を畳の隙間に刺して捨てていた際に現れたという。 小指程の大きさの侍たちが何百とワラワラ枕元に出て、踊りながら歌を歌う。夜が明けるといつの間にか消える。 

歌詞は以下の通り 『ちんちん小袴 夜も更けて候。 お静まり姫君殿 や、とんとん♪ 』