西日本に最も広く分布する犬の怨霊による憑き物。呪詛にも用いられる極めて強力なもので、飢えた犬を地中に埋め、飯を食おうと首を伸ばしたところを刎ねて作るという。
これに憑かれると、全身に痛みを感じたり、犬の様な仕草をしたり、また恐ろしく大食になり、死ぬと体に犬の歯型が付いているともいう。犬神憑きの家系は一時は栄華を極めるが、その後まもなく没落する。
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