【倉ぼっこ】

御蔵ボッコとも。蔵に住み着く座敷童子のようなもので、蔵の守り神。全身毛むくじゃらで子供程の背丈、人に危害を加えることはせず、家を守る。 滅多に人前に姿を現さないが、物音を立てたり、倉に籾殻を撒いておくと足跡が残るので存在がわかるとある。また蔵の中で作業をしている時に急にトイレに行きたくなったら、それはこの妖怪が現れる前兆とされ、すぐに外へ出なければならないという。 座敷童子と同様に倉ぼっこが家を離れると家運が徐々に傾きいずれ没落するという。