新潟・福島・島根など水辺や海に出る、女の頭に大蛇の体を持つ妖怪。よく人を喰い、その尻尾は3長(327m)先まで届くので、見つかったら最期 逃げ切ることはできないと言われる。
人間の女の姿で海辺に現れ、赤子を抱いてくれとせがむことがあり、抱いてやると赤子は石の様に重くなり手から離れず、身動きが出来なくなる。すると今度は海から牛鬼が現れ、食べられてしまうという。これを避けるには、あらかじめ手袋をはめて赤子を抱き、手袋ごと捨てる。
また、とある侍がこれに目を付けられ、牛鬼に殺されそうになった時は、侍の家から家宝の刀がフワリと飛んできて牛鬼の眉間に刺さり助かったという。先祖の加護だろうか。
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