奈良、兵庫、滋賀などに伝わる。人通りの少ない森や竹藪などを歩いていると、パラパラと砂が降ってくるという怪異を成す妖怪。
誰も姿を見たことが無いが、婆の姿だと言われる。
頭上から砂をまく妖怪は多く、砂撒き狸や砂撒き鼬などがいる。
森や竹藪に棲んでいる動物が、砂浴びをした後に木の上で身を揺することで砂が下に落ちるのが、怪異の元になったのかもしれない。
ここでは竹藪にいて砂浴びをする生き物としてスズメをモデルに描いてみた。