【そうはちぼん】

石川県羽咋(はくい)市に伝わる怪火の一種。そうはちぼんとは、シンバルの様な楕円形の楽器(仏具)、妙八(みょうはち)の事で、シルエットが似ていることに由来する。

 

秋の夕暮れになると眉丈山(びじょうざん)の中腹から現れ、東から西へ不気味に光りながら群れで移動してくる。そうはちぼんは権現様に「鶏が鳴かぬうちなら人を食ってもよい」と許されているので、夕方から朝まで人間を食おうと探しているとされる。

 

羽咋市はそうはちぼんをUFOに関連付け「そうはちぼん伝説」として町おこしをしている。形はアダムスキー型、人を攫う行動もアブダクションと言えなくもない。市内の宇宙博物館「コスモアイル羽咋」にそうはちぼん伝説コーナーがある。

 

 

UFOの概念が無い昔は「鍋のフタが飛んできて人を攫う」と言われていた。

 

週刊少年ジャンプ「あやかしトライアングル」26話にて

「仏具の付喪神」として登場したが、あくまでこの作品内の設定と解釈であり、形が類似しているというだけでそうはちぼんは付喪神ではない可能性の方が濃厚。